
ストーリー
“2005年10月6日”


渋谷区立の小中学校が二期制となった2005年10月、新たにできた秋休みに「かけづか冒険遊び場」がオープンしました。 場所は加計塚小学校の体育館跡地。 住宅と崖に囲まれた、柔らかな土はたっぷり草ぼうぼうのまさに秘密基地にはうってつけの場所でした。
すでに開園していた西原の「せせらぎ冒険遊び場」や代々木の「渋谷はるのおがわプレーパーク」を参考に秋、冬、春、夏休みに2~3日ずつのイベントとして行っていました。
加計塚小学校PTAの協力や周囲の住民の理解も進みこのままここで常設化できないかと思っていた矢先の2007年の暮れ、この場所に区民農園化の話が急浮上しました。 結局、農園化されてしまいましたが、子どもたちののびのび楽しんでいた様子これを無くすことがあきらめきれなかった私たちは周囲で冒険遊びができそうな場所を探しました。
渋谷区公園課の協力も得て、土もカチカチに硬く周囲も住宅や道路でとても体育館跡地には及びませんが何とか現在の恵比寿南一公園に落ち着き、2008年4月3日から年に4回のえびすアメリカ橋プレーパークを開くことができました。
その後も公園が下水道工事用シールドマシンの入り口となって半分使えなくなり、その現場跡が球技用スペースになってしまったりと紆余曲折がありました。
コロナで開園できずにいた2021年、渋谷区がPark-PFI(公園公募設置管理制度)を活用して南一公園の再開発を発表、サッポロ不動産開発が指定管理者に選定され、同時に公園内に常設のプレーパークがつくられることになりました。
園内にはネット張りの球技スペースやカフェも建ち、にぎやかな雰囲気ながら、穴掘りができる土や樹木のある自然を感じる広場ができ、子どもたちを待っています。